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特集記事

Vol.57 -- 2005 年 01 月号

松戸・流山　初詣スポット

　お正月と言えばやっぱり初詣。元旦早朝にお参りされる方、元旦の混雑を避け三が日が明けてから初詣の方などさまざまですが、新年が良い年でありますようにと、その神社の神様にお願いするのは誰もが同じようです。
　せっかくですから、今回の初詣は少し予習をしてから出かけましょう。

初詣（はつもうで）の由来

　新年のはじめに神社や寺院に参詣する初詣。除夜の鐘を聞くために大晦日の深夜から社寺に詣で、そこで新しい年を迎えてそのまま初詣を行う形態がよくみられます。初詣の由来と考えられるのは「年籠り（としこもり）」というもので、これは大晦日の夕方から氏神の社に籠もったり、神社の前で夜を明かすことです。また、恵方詣（えほうもうで）も初詣の由来とされています。恵方とは、その年の歳徳神（としとくしん）がいて、たたり神が来ない、良い方向と考えられていました。江戸時代には元日、恵方にあたる社寺に参詣する「恵方詣」が盛んでした。毎年の恵方は干支によって決まります。

正しいお参りのしかた

手水舎（てみずや）で・・・

まず右手でひしゃくを持って水を汲み、左手にかけて左手を清めます。	次にひしゃくを左手に持ち替えて、同じように右手を清めます。	再びひしゃくを右手に持ち、左手のひらに水を受けます。	水を口にふくんですすぎます。（このときひしゃくに直接口をつけない。うがいも×。）	もう一度水を左手にかけます。	最後に水を入れたひしゃくを立て、柄に水を流してからひしゃく置きに伏せて置きます。（ひしゃくで水は一回しか汲まない）
ご神前へ・・・

ご神前に向かう参道の中央は神さまの通り道とされていて、そこを避けて歩くことが神さまに対する礼儀です。	賽銭箱に賽銭を入れたあとに、鈴のある神社では鈴をならします。	二拝（深いおじぎを2回）します。	二拍手（拍手を2回）します。	二拝二拍手一拝の前後に軽い礼を加えていただくと、いっそう丁重な作法となります。	これが参拝の基本作法です。完璧にマスターすれば神様にも思いは届くはず！？

　ではさっそく初詣に出かけましょう。今年の初詣は地元でいかがですか？
「月刊ハロ〜！」がおすすめする松戸市と流山市の初詣スポットをご紹介します。

松戸市の初詣スポット

　■東漸寺
除夜の鐘がつけます。５００年余り前に開かれ、江戸初期に関東十八檀林の一つとされた名刹です。
〔所在地〕松戸市小金３５９　
〔アクセス〕ＪＲ常磐線北小金駅南口下車、徒歩７分。

　■長谷山　本土寺
あじさい寺として有名。除夜の鐘がつけます。
〔所在地〕松戸市平賀63　
〔アクセス〕ＪＲ北小金駅北口下車、徒歩11分。

　■万満寺
本尊は中風除不動尊といわれ、中風や足の病によく効くとされています。春と秋の御開帳には「仁王股くぐり（病除け）」「不動まつり（中気除け）」で賑わい、多くの人出があります。
〔所在地〕松戸市馬橋２５４７
〔アクセス〕ＪＲ馬橋駅東口下車、徒歩３分。

　■栄松寺　
除夜の鐘をついて、美味しい甘酒をごちそうになれます。
〔所在地〕松戸市南花島１-14-１
〔アクセス〕国道６号南花島交差点徒歩10分。

　■六高山　信隆寺
信隆寺本院　　　　　　
〔所在地〕松戸市六高台５-２４-１　
〔アクセス〕東武野田線六実駅下車、タクシーにてワンメーター（信隆寺まで）。

　■松戸神社
１月１日、歳旦祭が行なわれます。聖壽の万歳と国の安泰、国民の平和と弥栄、諸産業の発展をご祈念します。また、新年午前０時に、境内地において、神楽の奉納、また樽酒、甘酒がごちそうになれます。
〔所在地〕松戸市松戸１４５７
〔アクセス〕ＪＲ常磐線「松戸」駅西口より徒歩11分。

流山市の初詣スポット

　■赤城神社　　
流山の地名発祥伝説がある神社。元和６年（１６２０年）再建。数多くの神社の他、波切不動尊などの石造物があります。大しめ縄づくりは市指定無形民族文化財です。
〔所在地〕流山市流山６-６４８
〔アクセス〕流山電鉄平和台駅から徒歩約７分。

■ 茂呂神社
〔所在地〕流山市三輪野山６１９
〔アクセス〕流山ICの南１km先。三輪野山交差点そば。

■ 諏訪神社
　地元では「おすわさま」の愛称で親しまれている神社。源義家鞍掛の松の伝説もあり、観光スポットとしても有名な神社です。
〔所在地〕流山市駒木６５５
〔アクセス〕東武野田線豊四季駅から徒歩５分。

　地元の個性や歴史を感じつつ、素敵な新しい年のスタートをどうぞ！　