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特集記事

Vol.19 -- 2001 年 11 月号
フランクボーリック選手 千葉ロッテマリーンズ 背番号7

FRANK BOLICK

1966年6月28日生 35歳 米国ペンシルバニア州出身 178cm 90kg
 
ジョージア工科大学を卒業後、大リーグを経て、1998年に千葉ロッテマリーンズ入団。背番号7、4番打者としてチームのカギを握る。2001年度の個人打撃成績は打率.279、31本塁打、101打点。マリーンズファンに一言「本当に感謝している。素晴らしいファンだと思う。勝っても負けても応援してくれているからね。来年こそは優勝を目指すからぜひともまた応援して欲しい」。ではマリーンズの独特な応援については? 「いいね。いいよ。愛すべき熱狂者たちだ」。

9月28日、千葉ロッテマリーンズ4番打者、フランク・ボーリック選手は、今年のシーズンを終えて帰国した。

 遡ること3日前の25日、千葉マリンスタジアム3連戦最終日、試合前の練習ではリラックスしたボーリック選手の姿があった。
 ボーリック選手はこの日までで99打点、29本塁打の好成績をあげていたが、残念ながらパ・リーグでのチーム成績には結びつかなかった。
「試合で自分がどんなにヒットを打っても、どんなに調子がよくても、勝たなければ意味が無い。ロッカールームでのムードもよくないよ」と語る。静かで実直な印象を受ける。
 実際、努力家でありスピリットのある選手である。来日当初、日本人ピッチャーのシュートやフォークのコントロールの良さに悩まされ、二軍からのスタートとなった。フォームを変え、低く構えてホームベースを抱え込むようなあの独特なスタイルが生まれた。そして、ようやく立った初打席でホームランを放ったのだった。その年、「ボーリック神話」が生まれた。それはボーリック選手がホームランを打つとチームが勝つというジンクス。
 しかし、今年は3年目のジンクスが待ち受けていた。苦手な投手は?と訪ねると「イワモト、マツザカ、ニシグチ、カトウ・・・」と名前が上がった。
 そんなムードを振払ったのは7月のサヨナラ逆転満塁ホームランだった。プレーで一喜一憂しないボーリック選手だが、この時ばかりは喜びを隠さなかった。ちょうど時を同じくして、県内に工場を持つサッポロビールが発泡酒『セブン』を贈呈していたことと、背番号7、7月というスリーセブンが効いたのか?

「確かにあのビールを飲んでから調子が良かったね。千葉県産だったからかな(笑)。基本的にジンクスは持たないけれど、調子のいい時はなるべく同じ行動をキープし、調子の悪い時はすべての行動を変えるようにしています」。
 ボーリック選手の人気の理由に勝負強さが挙げられる。試合を決める重要な局面での本塁打が多いのだ。それはもちろん偶然ではない。4番バッターとして、自分の打率よりも打点を重視しているという言葉にも表れている。ここぞという場面での集中力は、メジャーリーグで培った経験と志によるものである。週に3、4回しか訪れないピンチヒッターとしての活躍の場に、実力の全てを発揮しなければならない、それがボーリック選手のメジャーでの仕事であった。その一つひとつの打席の積み重ねで獲得した集中力。誰にも負けない武器である。ベンチからバッターボックスへ行く間はスタンドの声援が聞こえているが、打席に立ったら、一切何も耳に入らない。いつもよりストライクゾーンを狭め、ボールを見極めるのだという。

 「残り試合、あとわずかですが100打点、30本塁打目指して、今日の試合もがんばってください」とありきたりな応援(でも心からそう思っていたのだが)を述べると、ボーリック選手は「OK」とクールに言ってインタビュールームを後にした。
 その夜の試合で、2本のホームランを放ち、31本塁打、101打点の記録を打ち立てた。100打点を超えたのはチーム内では10年ぶりの快挙。
 あわせてこの日、来年の契約更新が正式に発表された。

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