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特集記事

Vol.264 -- 2022 年 04 月号

徳川文武の「太平洋から見える日本」 徳川文武

第百五十五回 三年ぶりのシリコンバレイ

携行が必要なコロナ関連の証明
 米国へ入国する外国人は二十四時間以内のPCR検査陰性証明書のみだ。私の米国への渡航は二月二十二日だったので、当初は当日成田空港での検査を受ける予定だった。しかし、この便利さの故に利用者が殺到し二万五千円のこの検査は利用できないこととなった。そこで医療機関で前日に検体を採取してもらって検査結果の英文証明書を搭乗日に約二万円を払って受取り空港へ向かった。当時の日本はコロナ緊急事態だったので、既に三回のワクチンを接種した証明書を携行して、帰国時の入国に備えることにした。今回の日本向け米国出国はサンフランシスコ空港だったが、一日前に空港関連施設で民間団体がPCR検査を行っていた。

 その時もらったチラシの内容を説明したい。検査団体の名称は「職場検査機関」で毎日朝七時から午後四時まで開場しており、料金が三段階になっている。一番高いのが二五〇ドルで搭乗ゲート付近で開場しており、次が一五〇ドルで搭乗ゲートの建物から空港列車で四駅ほど離れた長期駐車場ビル内で開場、最も安い検査は九〇ドルで私が利用したもので、この長期駐車場の野外駐車場の一角に設けられた仮設事務所近くの「車上申込」で検体採取をするものである。この最後のやり方は、自家用車やレンタカー利用者に都合が良い。

破綻するレンタカー業界
 コロナ環境から、世界中の航空旅客業界と渡航者に緊密なレンタカー業界は業績を落としている。今回火曜日朝にサンフランシスコ空港に到着してレンタカーを利用する客の一人となった私は、空港列車のレンタカーセンタ駅で降りたが、十社ほどあるレンタカーのカウンタに営業担当者がいたのはわずか二社、ドラーとスリフトだけでその他へ向かう客は全くなかった。世界的大手のハーツは既に破産申し立てをしたあとだった。私は日本を出る前にドラーから日産セントラを予約していたのに、営業担当は「その車はない」としらを切り、倍額のトヨタカムリを押付けた。損害保険も入れて一日七十二ドルで五日間使用の契約をする羽目になった。結果として合計四百マイル走行した自動変速のカムリの乗心地は中々良かった。私が長年使っていたVWの手動変速のように、自分で車を運転していると言う加速感覚はなかった。

空港近くの安宿
 会社出張なら一泊二百ドルほどのホテルに宿泊すれば良いが、学生並みに遊びで出かけるなら、宿泊費は安い方が良い。サンフランシスコ空港近くの、いわゆる、ドライブインと呼ばれる宿泊施設で古くて手入れが行届いていないものは安い。それでも二週間以上前に予約しないと、間際では宿泊料がどんどん上がる。数百室程度のこのドライブインは、観光季節でもないこの時期にしては、不思議に殆ど満室になる。宿泊客を分類すると、出張宿泊、常駐宿泊、観光宿泊と分けられるだろうが、どうやら、かなりの数の駐車が朝早くにいなくなることから、宿泊客の過半数はここをアパート代わりにしているのではないかと思われる。シリコンバレイと呼ばれる高度技術企業が集中する地域は、北はサンフランシスコ空港の七、八マイル南から、さらに南のサンホセ空港までの南北三十マイルほど、東はフリーモントまで十数マイルほどに拡がっている。そういう地域ではドライブインでも一泊百数十ドル以上はする。

シリコンバレイの環境変化
 今回気が付いたことがいくつかある。第一はパロアルトとサニーベイルにあった大型電気商品小売店である「フライズエレクトロ二クス」が閉店したこと、第二はサニーベイルに本社があった半導体企業「アドバンストマイクロデバイシズ」が隣のサンタクララ市」へ引越したこと、第三はシリコンバレイの街道「エルカミノ」の沿道に五、六階建ての老人用介護住居が多数建てられたことだった。

 今回サンフランシスコ空港に到着したユナイテッド航空UA八三八便の乗客は搭乗率四割程度であった。到着は朝九時頃で、入国客も行列になるほどいなかった。私が毎回日米の入国審査の担当官の応対を見ていると、日本よりも米国の入国審査官の応対は「人間的」だと感じる。今回も何の目的で米国に来たのかと聞かれたが、私は毎回のように母校のスタンフォード大学で会合があるからだと答える。米国の担当官はそれ以上、書類を見せろと切込んで来たことはない。米国の担当官は「おかえりなさい」と言ってくれる。たまに、スタンフォード大学の教授なのかと聞かれることもあるが、その時はそうだと微笑んで答えることにしている。

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