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特集記事

Vol.276 -- 2023 年 04 月号

徳川文武の「太平洋から見える日本」 徳川文武

第百六十七回 韓国の尹大統領歓迎

 私は岸田総理大臣を訪問する韓国の尹大統領を歓迎したい。とくに今回は、新鮮で放射能の心配がない三陸の海産物を賞味してもらいたい。二〇十一年の東日本大震災大津波では、福島第一原発が爆発して放射能が飛散した三陸海岸では、放射能が国連に定める安全水準以下になった現在も、大のお得意さんだった韓国と中国は風評を恐れて、日本の三陸産海産品を買わない。米国のカリフォルニア州のサンタクララ市には韓国系住民が多いが、食品市場では冷凍した海産物を幅広く売っている。そこには数軒の大きな食品市場があり、私が買う食材は海産物と日本酒と韓国の菓子だ。地元の太平洋で獲れた「あんこう」や日本から輸入した袋入りで冷凍の三陸産「なまこ」は私の好物だ。この店の「あんこう」は一ポンド三ドルと言う極安値段で、「ほや」は袋詰めの冷凍が五、六ドルほどで買える。韓国人は日本人と同様、海鮮食材を鍋で煮て食べるのが好物のようだ。日本酒はカリフォルニア産松竹梅の一リットル半瓶(ワインの標準容器二本分)を五ドルで売っているから安い。カリフォルニアでは日本の大型酒造会社名の日本酒を製造しているが、銘柄ごとに別の工場で作っているようだ。韓国食料市場では餅や餅菓子が売られている。それから色々の風味のキムチも売っている。サンタクララの韓国食品市場では日系の食材も色々売っている。

 我が家にある一九四九年印刷の六法全書の冒頭に「日本国憲法」が含まれている。第一章が天皇、第二章が戦争の放棄で「国権をもって武力を行使することを永遠に放棄する」とあり、第三章は国民の権利と義務で、「納税、勤労、子女に教育を受けさせる権利」を規定したが、「国民が自国を守る」と言う記述はない。

 カリフォルニアの西海岸は大平洋の対岸がアジアだと言うことでアジア系住人が多い。サンタクララの隣の市はサニーベイルでインド系住人が多く、インド食品市場とレストランがある。かつては多くの半導体企業があった地域である。その北はマウンテンビュウで中国系と日系人が多く住み、グーグル本社がある。私の家もこの地域にあった。西隣はクパチーノでアップル社の本社がある高級住宅地で中国系人が多く住む。マウンテンビュウの北はパロアルトで鎌倉市ほどの広さで丘陵地帯のスタンフォード大学と大学の土地に工業団地がひろがり、ヒュレットパッカード社本社などの建物が立つ。アップル社のスチーブジョブズの家はパロアルトにあった。パロアルトとクパチーノの西に接して高級住宅地で丘陵地帯のロスアルトスがある。パロアルトのサンアントニオ買物センタの敷地には、英国ケンブリッジ大学から東海岸にあるベル電話研究所へ来てトランジスタを発明したノーベル賞受賞者の一人であった、ショックレイが一九六〇年頃に始めたがすぐつぶれてしまった小さな半導体会社が転売され八百屋になった建屋がつい二十年ほど前まで残っていた。これらの地元地域がいわゆるシリコンバレイと呼ばれる半導体産業地帯の一部で、無煙地帯だが半導体工場は濃度が高い有害化合物が使用されたのでカリフォルニア州では鋭意浄化中である。

福島第一原発の爆発
 二〇十一年三月十一日東日本大地震と大津波が発生、福島第一原発の冷却電源の停止により核燃焼機が高温になり爆発して多量の放射能を空中に飛散した。空中への放射能の測定値は国内向けと国外向けに別途発表されたが、多くの日本人は国外向けに発表された迅速詳細な内容を知る由がなかった。この災害では二つの事件が重要であった。第一は応援で原発へ急行して来た電源車の電源供給挿入機と制御棟の電源受容機が合わなかったため給電できなかった。第二は津波が起こった海岸近くにある非常電源が地階にあるため、浸水により電源が起動しなかったことである。非常電源室が津波の浸水を受けやすい位置にあるため始動できないことは明白である。

忖度が歪めた法治制度
 選挙に当選することは政治の全てであるので、旧統一教会との癒着が必要だったのだ。
 選挙に勝つためには公文書の改ざんと廃棄が必要だった。これこそ五十五年体制による民主主義の基盤の否定だった。おかげで政治は停滞し、国民の所得格差はさらに拡大し、人権無視で海外研修生は遠のき、増加する国内求人に応募する日本人は不足する。

 いま優先される事は、「外敵の武力侵入に対する安全保証」ではなく、「自然と老朽建造物」が起こす災害に備えることである。我々国民一人一人が災害救助の訓練を身につけることが必要だ。地方で自衛隊に災害救助訓練をお願いしよう。

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