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特集記事

Vol.290 -- 2024 年 06 月号

徳川文武の「太平洋から見える日本」 徳川文武

第百八十一回 地球環境を壊し始めた人間

 地球上に生命を受けた生き物は生命を全うすると再び大地に戻る。知能で頂点に位置する直立歩行をする人類の祖先は七百万年ほど前にアフリカに生まれた。二〇〇万年前に石器と火を使用し、狩猟や採集生活行う原人が何回かの氷河期を生き抜いて、アフリカから移動し広がった。再び二十万年前のアフリカには我々と同じ現生人類が住む地球は温暖化を迎える。西アジア地域に農耕牧畜が始まり、大河流域に独自の文明が生まれた。西暦前五千年ごろには、都市が生まれ、人々の間に貧富の差と階級が生まれ、金属器や文字も発明され、有史時代に入る。西暦前四千年ごろから、地中海地域やユーラシアに古代帝国が出現する。

 それから六千年余りが経過した二十一世紀の現在は、人間の知能が技術的に大躍進したことは確かだ。その一方、人間の経済活動は過剰になり地球環境を悪化させていることも確かである。地球上に現れた動植物の絶滅は、共食いや生息環境の大幅な変化でしばしば起こってきた。近年は人間が作り出した環境汚染により世界人口が九十億になるという現在、人類の生存環境を食い止める「国際的取り決め」が、各国の利己的な理由で進まないのだ。過度な森林伐採による土壌の劣化や化石燃料による大気汚染、プラスチック廃棄物による環境汚染、異常気象による豪雨豪雪災害、大国による発展途上国乗っ取り及び軍事侵攻など、きりがない。

 西欧で経験した産業革命は多くの国の技術と経済を近代化したばかりか、民族的自覚を目覚めさせたために、革命的思想の専制政治が発展途上国の政治を巻き込み、結果として政治が経済を破滅させた。その典型はソ連邦で、第二次大戦時代から社会主義を信奉する国が国際的には、二十世紀に入って、社会主義による計画経済の管理で多くの国の経済が破綻した。現在もロシアを中心とする諸国の経済は、その専制君主による独裁で経済活動が回らない状態がつづいている。西欧諸国は二回の世界大戦を経験した結果、世界大戦により。多くの問題が残されたことも学んだ。西欧諸国は小国が多いことから、地域連合という結束で軍事的にも、経済的にも協力し合う方針をとった。

人間社会の繁栄
 国を豊かにする要素は人間の頭脳と労働力と経済力である。天然資源は大量に埋蔵しても需要がなければ、国は豊かにはならない。天然資源が少なくても、香港や地中海のレバノンのように取引が多ければ、商業が繁栄する。大量生産を支えるエネルギーは現代では電力であるが、昔は人間の労働力だった。産業革命時代になると、製粉や紡織を支えるに必要な機械力として水力が加わった。さらに生産機械を動かす動力を発生する化石燃料と薪が使われた。大量生産に必要な「エネルギー変換技術」は、電力から機械運動への変換技術と発酵や加熱による食品加工技術である。変換効率が低いと、無駄に消費されたエネルギー資源の大半は空中に放熱されるか、炭酸ガスとして環境を汚染する。

自然が戻らない戦場跡
 地球上の生き物の屍は天地の創造主の意図に従い、成分は分解して自然に戻る。創造主が造った人類は、創造主の意図に反して、自然には容易に分解しない有毒物質を使って戦争をしたり、原発の燃料を作ったりするので、戦場で埋設する地雷などは大量に地中に残存する。要するに、人類の行動は地球環境を劣化する産業廃棄物を増産しているのだ。

 第二次大戦以後、戦争の仕方にも国際的制約が設けられた。ロシアとウクライナとの戦争を見ていると、古代の戦争とは異なり、規則違反をおかす。国連は人権憲章では民間人相手の殺し合いを禁じている。ハマスとイスラエルの戦争も約束違反の戦い方だ。ハマスとイスラエルとの戦争は、背後に歴史的に宗教の対立がある諸国や米国など当事国以外の国の利害介在しているため、戦場になっている国の住人たちにとっては、部外者が勝手に自分の国に入って来て国土を戦場にし(ガザなどパレスチナ国土)住人を標的に建物や病院が爆撃されるのは耐えられない苦痛だ。

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